肩の症状は人それぞれで異なります。動きが悪い人は可動域が制限されている可能性があり、じっとしていても痛い人は炎症が考えられます。また、特定の角度まで上げると痛みを感じる人は筋肉が傷ついている可能性があります。
これに対応する方法もバラバラで、肩は非常に動きやすい関節であり、関連する筋肉も多岐にわたります。したがって、問題のある筋肉を特定することが重要です。
特定ができれば、治療の半分は終了です。
まず、どの動きが痛みを引き起こすかを確認します。触れられた場所で痛みが出ると、いくつかの筋肉が絞り込まれます。「ああ、あの筋肉かな」といった仮説が立てられます。
そして、仮説に基づいて手技を行い、改めて痛みが出る動作をしてもらって変化を確認します。ここで痛みが軽減していれば、問題のある筋肉が特定されます。最後に、特定された筋肉組織を正常に戻すためのケアが行われます。
仮説を立てて検証し、特定していく過程は臨床の中で最も面白い部分です。あなたの身体の不調も同様に、仮説と検証を繰り返すことで何が起きているかが明らかになるかもしれません。これによって、簡単に治癒に向かうこともあります。
痛みのない健康な身体で、人生を楽しんでください。
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