皆さんこんにちは、はり灸院ゆどうの飯塚光です。
今日は、『どうやったら逆子が治るのか?』『何で逆子が戻らないのか?』
についてお話ししたいと思います。
本来胎児は頭を下に下げるように動いていきます。それができないのはお腹の空間が狭くなっていて下げることができない、そして血流が滞っていて動きが鈍くなっていることが原因とされています。
ですから、逆子治療は【胎児のいるお腹の空間を広げて体を温めること】が目的です。
スペースが広がれば胎児も自然と頭を下に向けることができます。
そのために3つのステップがあります。
その1
肋骨の位置が下に落ちているためそれを上向かせる施術をします。
前鋸筋という脇の下の筋肉をストレッチしてもらいます。このストレッチはご自宅でもできるのでセルフケアで続けてください。
その2
骨盤が傾いているため骨盤を調整します。
経産婦さんは特に骨盤の後ろの方(仙腸関節)で軽い脱臼を起こしたままの人がいますので、亜脱臼を治します。
その3
足先の冷えがあると体が冷え、血流が滞るため足先にお灸をして全身を温めます。足の小指の爪の傍にある「至陰」穴に小さな米粒半分ほどの大きさのお灸をすえます。冷えが強い人は温かさを感じるようになります。
さて、逆子になって戻らない原因の一つはお腹の中のスペースが狭いことがあり、狭いために頭が戻れないようになっています。脇腹の筋肉の過度の緊張がゆるむことで、呼吸が楽になり、血流が促されることはもちろん、肋骨と背骨の動きが自然になるので妊婦さん本来の重心をとれるようになります。お腹が大きく前に出ているため妊婦さんの重心は背骨の下に下がり、やや後ろ向きに移動しています。重心が安定すると肋骨の向きも上向き、お腹のスペースが広がります。
また、骨盤が傾いたりすることによって胎児の頭の位置が下に降りれないくらいスペースが狭くなっています。ほんの数センチでも小さな胎児にとっては大きな違いとして感じられるようで、骨盤が整うとスルっと戻りやすくなります。
週数が進んで胎児が大きくなってくると、なおのことスペースが圧迫されるので戻る確率は下がってきます。
肋骨の下がった状態は【脇の下の筋肉の緊張】が原因で起こっています。
そして、さらに大きな要因は『冷え』です。
冷えがあると子宮と胎児の動きが鈍ってしまいます。
血液の流れも滞ってしまうので子宮の血流が減ってしまう。
すると子宮運動も低下していってしまいます。
冷えの大きな要因は『心臓から1番遠いところ、足首や足先が冷えている』事に原因があるようです。
足の指は特に表面積が広くなるため体の熱が外に放出され、外の冷えを受けたりしやすい部分です。
足先を温めることが体全体の血流を改善することと、温かさを上げるのです。
治療は31週くらいがおすすめです。このころからスタートできると高い確率で頭は下に戻ってきます。これまでの治療経験では、およそ2回の施術で逆子は戻ってくれています。一週間の内に2回施術を受けられるとお腹のスペースが広がっている状態を維持できるため効果的です。
35週を過ぎたころから戻りずらいなと感じていますので、31週を過ぎて逆子と診断されたら早めに逆子治療を始めたほうが良いでしょう。
費用は、見込みでおよそ2回で治るとして14,000円です。逆子が治ってから出産までの『逆子安産サポート定額プラン』もございますのでご利用ください。
逆子のままの出産になるとほとんどの産科医は帝王切開を提案するそうです。その方がリスクが少ないのでしょう。しかし、手術後は1カ月は身体は思うようにならばうえに、日に何度も授乳の時間がやってきます。安全にお灸で逆子が治ることで妊婦さんには様々なメリットをもたらすので、積極的に逆子治療をおすすめします。
当院での逆子治療に適さないケースがあります。
子宮内の胎盤の位置が子宮口に近い場合、治療はできません。
また臍の緒がすでに絡まっている場合も胎児への影響が大きいため治療はできません。
逆子は適切な施術をすれば戻ってくれます。
逆子の不安を抱えず、逆子を戻して安心な出産に臨みましょう。
31週で逆子と診断されたものの、2回の施術で治していただきました!
鍼灸をしてみようと思ったものの、今まで1度もやったことがなかったのでどこに行こうか迷った末、
・逆子治療に力をいれていらっしゃる
・クチコミが良い
以上のことが決めてとなり、兪堂さんにお邪魔しました。
毎回細やかで親切なご対応をしてくださる奥さまと、初めての人にも分かりやすい説明をしながら丁寧に施術してくださる先生のお2人でやっていらっしゃるお店で、クチコミが良いのも納得でした!
逆子でお悩みの方に、ぜひぜひおすすめしたいです(^^)
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