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帝王切開後のきずあとケアはお灸が効く

更新日:2022年9月6日

兪堂のブログを開いてくれた皆さん、こんにちは!

はり灸院兪堂院長の飯塚光です。


先日、サウナに行ったらマスクしてるサウナしてる人がいて目を疑いました。「倒れないでね」と心で呼びかけましたよ。



さて、今日は【帝王切開での出産後のケア】について書いていきます。

帝王切開は骨盤より手術痕の調整がメインテーマです。手術痕は適切にケアすると体の弱点として残りずらくなります。

体の弱点とは、体調が崩れた時に痛んだり、気候天候で疼いたり、腰痛や関節痛(膝の痛み)の原因となる可能性のことです。


そのために2つの施術を行います。


①手術痕の調整です。

腹部切開は多くの腹部の経絡(エネルギーの通り道、ここでは運動の連動や体液の循環を指します)を傷つけています。​切開後に痛みが続くのはこのためです。​

そして手術痕がケロイドになり周りの皮膚が引っ張られていきます。お腹の皮膚が引っ張られていると腰や股関節の皮膚も引っ張られてしまいます。

若いうちは差し支えないかもしれませんが、10年20年と経つと股関節、膝関節、腰痛と言った関節の問題が現れる可能性があります。また、筋肉の動きも術前とは変わってしまうためお腹周りに脂肪がたまりやすくなり、体型も変化してしまいますね。

​そして、切開した組織、器官が癒着してトラブルの原因になることがあります。​

でも大丈夫です。

手術痕の調整をしておくと、身体の連動が修復されて、皮膚の引っ張りも解消します。傷跡も目立たなくなっていきます。

お灸で温めて​癒着を剥がして、経絡を通らせます。​


②子宮、腹筋の中に手術によって生まれた停滞した血液を流します。

停滞血液は瘀血(おけつ)といいます。瘀血をそのままにして自律神経(イライラや疲れやすいなど)や腸の不調(便秘や肥満)、子宮の異常(次回妊娠に影響)の原因になります。

また、更年期症状が強く出る可能性があります。不正出血が止まらずに貧血で倒れたという事例は停滞血液を放置しておいたから起きたのでしょう。

停滞血液の概念は東洋医学の特徴なので西洋医学の医師には分からないことかもしれません。 具体的な治療はお腹の硬くなっているところに軽い鍼とほんわかお灸で温めます。血管が温かみで拡張することで停滞血液が流れていきます。 お腹の中の停滞血液が動き出すの感じてもらえるでしょう。


大きくこの2点​を行います​

その他、お客様の体のコンディションに沿った説明​とケア​を提供してい​き​ます。​お灸の温かみが出産の傷を癒してくれます。出産からの回復は早めがおすすめです。​


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