サービス内容

逆子治療と妊婦さんの不安に寄り添うサポート こんにちは、はり灸院ゆどうの飯塚光です。 このプランは、当初「逆子で望まない帝王切開を避けたい」という妊婦さんをサポートするために立ち上げました。 しかし数か月取り組んでみて、逆子だけでなく、妊娠中には さまざまな不安があることに気づきました。 パートナーの協力は得られるだろうか 両親が遠方で、里帰りもできない。日中の育児は一人でできる？ コロナ禍で立ち合いができない。陣痛に一人で耐えられる？ 出産中・産後、上の子を誰が見る？ 妻に聞くと「妊婦さんはきっとそれぞれに不安を抱えている」と言っていました 妊婦さんの不安に寄り添い、逆子を含めて “安心できるお産” を迎えられるようサポートすること。 それがこのプランの目的です。 これから、逆子はなぜ起きるのか、どうやって改善を目指すのかをわかりやすく説明します。 逆子はなぜ起こる？ 赤ちゃんは本来、自然と頭を下に向けていきます。 それができない原因は主に次の2点です。 お腹の中のスペースが狭い 冷えや血流不足で赤ちゃんの動きが鈍くなる つまり、 「お腹の空間を広げる」 「体を温めて血流を良くする」 これが逆子治療の目的です。 逆子治療の３ステップ STEP 1：肋骨を持ち上げ、お腹のスペースを広げる 肋骨が下がっていると、赤ちゃんが動ける空間が狭くなります。 そこで、肋骨を元の位置に戻す施術を行います。 特に、脇の下にある 前鋸筋 が硬くなっていると肋骨が下がるため、 この筋肉をストレッチして緩めます。 （ストレッチは自宅でもできるセルフケアとしてお伝えします） STEP 2：骨盤の傾きを整えて、赤ちゃんの頭が下りやすい状態に 骨盤が傾いていると、赤ちゃんの頭が入るスペースが不足します。 特に経産婦さんは、前回の出産で 仙腸関節（骨盤後方）に軽い亜脱臼が残っている ことが多いため、これを丁寧に整えます。 骨盤が整うと胸郭の傾きも改善し、 お腹の空間が自然に広がります。 施術は仰向けで行い、腰の下に手を入れて 亜脱臼部分をやさしく接着します。 STEP 3：お灸で足先から全身を温め、血流を改善 冷えは逆子の大きな原因です。 特に 足首〜足先の冷え は子宮の血流を大きく低下させます。 そこで、足の小指のそばにある 至陰（しいん） のツボに、米粒半分ほどのお灸を据えて温めます。 冷えている方ほど「じんわり温かい」感覚が出てきます。 逆子が戻りやすくなる理由 肋骨の角度が整うと呼吸が深くなり、血流が改善 重心が安定して、お腹が前に倒れすぎなくなる 骨盤が整うことで赤ちゃんの頭が“スルッ”と下がりやすい 足先が温まることで子宮全体の血流が改善し、赤ちゃんがしっかり動ける 逆子が戻らない一番の理由は 「動くスペースがない」 ということ。 たった数センチの違いでも、赤ちゃんにとっては大きな差なのです。 治療のタイミングと回数 おすすめは31週から この頃に始めると戻る確率がとても高いです 過去の施術データでは 平均3.3回で戻る という結果が出ています 1週間に2回受けると、お腹のスペースが維持できて効果的 35週を過ぎると戻りにくい ため、早めの開始がおすすめ 料金の目安 約2回の施術で戻る場合：14,000円 逆子が戻った後は「逆子安産サポート定額プラン」へ切り替え可能 逆子治療ができないケース 以下の場合、安全のため施術は行いません。 胎盤が子宮口に近い位置にある（前置胎盤など） 臍の緒がすでに絡まっている場合 最後に 逆子のまま出産となると、多くの産科では帝王切開が選択されます。 もちろん安全のための判断ですが、 術後は身体が思うように動かず、 そこに授乳や育児が重なり大変な時期になります。 お灸とやさしい調整で逆子が戻ると、妊婦さんの負担が大きく軽くなります。 そして何より、安心してお産を迎えられます。 適切な施術をすれば、赤ちゃんが回るための環境はつくれます。 最後に頭を下に向けるのは赤ちゃん自身の力ですが、 その後押しができることは、私にとって本当に嬉しいことです。 逆子が戻り、 妊婦さんが 「産む形を自分で選べる」 ようになる人が増えることを願っています。