お天気にも恵まれて爽やかな風の中、託明寺さまの奥の広いお座敷で背骨の箱灸を体験してもらいました。
背骨は身体の構造上、首の下と腰回りの二か所で消耗しやすくなっているようです。
消耗している箇所は背骨の間が緩んで広がっています。触ると凹んでいるのでよくわかります。
凹んでいる場所は個人差があるので皆さんの身体の使い方の癖などが現れるようです。一人一人確認して一番弱り濃い場所を温めます。
温めるときに「箱灸」を使います。
じんわりと気持ちのいい輻射熱を感じることが出来ます。もぐさを燃やすとにあらわれる独特な温かさです。
背骨の弱りを温めることで血流が呼び込まれて修復が起こります。
身体が軽くなったり、しっかりした感じ、凝りが軽減している、痛みが減っている実感を感じてもらえました。
私自身、一日でたくさんの人の背骨に向き合うこともめったにないことです。背骨から読み取れる個性に触れられて楽しい時間でした。
また来年の寺びらきが楽しみです。
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