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朝起きられない子どもは「甘い飲み物」が原因かも? 〜起立性調節障害と血糖値の落差の関係〜


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子どもが朝、起きられない…その理由、知っていますか?

「うちの子、朝がとにかく弱くて…」「学校に行く前にエナジードリンクを飲んで、なんとか動いてるけど…」

そんなご相談をよく耳にします。

それ、もしかすると「起立性調節障害(OD)」という状態かもしれません。


起立性調節障害とは?

これは、自律神経がうまく働かなくなり、立ち上がったときに血圧が下がってしまって、だるい・頭が重い・めまいがするといった症状が出るものです。

特に思春期のお子さんに多いのが特徴。成長期の心と体のアンバランス、そして生活習慣が関係しています。

エナジードリンクや甘いものが悪化させている?

朝がつらいからと、

  • ジュースや甘いパン

  • エナジードリンクや砂糖入りコーヒーを飲ませていませんか?

これらは一時的に「元気になった気分」になりますが、血糖値が急上昇したあと、反動で急降下します。この乱高下が、自律神経を大きく揺さぶる原因になるのです。

そしてその結果、低血圧が悪化し、朝の不調がますます強くなる…という悪循環に。


親御さんにできるサポート

✅ 朝食は「甘さ控えめ」で「たんぱく質と塩分を含む」ものを(例:卵かけご飯、みそ汁、おにぎりと焼き魚)

✅ 甘い清涼飲料は控えめに、水や麦茶で水分補給を

✅ 寝る前のスマホや夜更かしを控え、睡眠リズムを整える

✅ 鍼灸やツボケアで「自律神経の安定」をサポートする方法もあります

おわりに

朝の不調は「やる気の問題」ではなく、体の仕組みの問題かもしれません。甘い飲み物やエナジードリンクの「その場しのぎ」で済ませず、根本的な体のバランスを整える視点を持つことで、お子さんの体調はぐっと変わっていきます。

ご家庭での工夫や、必要であれば専門的なケアも取り入れて、元気に朝を迎えられる体づくりをサポートしてあげましょう。

 
 
 

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